加古川女性殺害に懲役22年
おととし、兵庫県加古川市で、知人の20歳の女性から現金をだまし取って殺害した罪に問われた男の裁判員裁判で、神戸地方裁判所姫路支部は、「詐欺の口封じのため殺害したことは、厳しく非難されるべきだが反省もしている」として、懲役22年を言い渡しました。
兵庫県加古川市の礒野和晃被告(22)は、おととし12月、大阪・吹田市に住む知人の大山真白さん(20)に、うそのもうけ話をもちかけ、現金およそ120万円をだまし取ったあと、大山さんを金づちで殴って殺害したとして、殺人と詐欺の罪に問われました。
裁判員裁判で、検察は懲役27年を求刑し、弁護士は、「発達障害の疑いがあり、物事を順序立てて考える力が弱いことを考慮すれば、懲役18年が相当だ」と主張していました。
26日の判決で、神戸地方裁判所姫路支部の木山暢郎裁判長は、「友人関係や仕事など、社会生活に問題はなく、発達障害の影響があったとは言えない。詐欺の口封じのため殺害したことは厳しく非難されるべきだ」と指摘しました。
一方で、「犯行を認め反省している」として、礒野被告に懲役22年を言い渡しました。
判決について、大山さんの両親は、「裁判で真実が明らかになると期待していたが、残念ながらかなわなかった」というコメントを弁護士を通じて出しました。
おととし、兵庫県加古川市で、知人の20歳の女性から現金をだまし取って殺害した罪に問われた男の裁判員裁判で、神戸地方裁判所姫路支部は、「詐欺の口封じのため殺害したことは、厳しく非難されるべきだが反省もしている」として、懲役22年を言い渡しました。
兵庫県加古川市の礒野和晃被告(22)は、おととし12月、大阪・吹田市に住む知人の大山真白さん(20)に、うそのもうけ話をもちかけ、現金およそ120万円をだまし取ったあと、大山さんを金づちで殴って殺害したとして、殺人と詐欺の罪に問われました。
裁判員裁判で、検察は懲役27年を求刑し、弁護士は、「発達障害の疑いがあり、物事を順序立てて考える力が弱いことを考慮すれば、懲役18年が相当だ」と主張していました。
26日の判決で、神戸地方裁判所姫路支部の木山暢郎裁判長は、「友人関係や仕事など、社会生活に問題はなく、発達障害の影響があったとは言えない。詐欺の口封じのため殺害したことは厳しく非難されるべきだ」と指摘しました。
一方で、「犯行を認め反省している」として、礒野被告に懲役22年を言い渡しました。
判決について、大山さんの両親は、「裁判で真実が明らかになると期待していたが、残念ながらかなわなかった」というコメントを弁護士を通じて出しました。